今年も香南市教育委員会より「就学前読書活動」の講師依頼を受け、
市内全幼稚園・保育園で「おはなし会」を行います。
昨日は、野市東幼稚園の5歳児さんのクラスへ行きました。
時間は30分。
どんな本がいいかな?
今日のお天気、雨なら『コッコさんとあめふり』(片山健/さく・え 福音館書店)
から始めようかな。(でも、晴れた!)
夏休み、虫捕りしたかな?キャンプに行ったかな?
いろいろ考え、大まかなプログラムを組み立てました。
いつも、実際に読む数よりも、かなり多めの冊数を持っていきます。
園に到着して、事前に園長先生たちに持参した本を紹介したところ、
昨日、部屋にヤモリがでて、子どもたちが大騒ぎしたとのこと。
これで、最初に読む本は、
『ありんこリンコちゃん』(タダサトシ/さく・え こぐま社)に決定しました!
あとの流れは、子どもの様子や反応を見ながら進めることにしました。
<読んだ本>
1.『ありんこリンコちゃん』(タダサトシ/さく・え こぐま社)
ありんこリンコちゃんが、ありの巣から地上へ出て
いろんな冒険をしながら、たくさんの虫たちと出会うお話です。
次は、夏休みに海へキャンプへ行った男の子とペリカンのあったかいお話
2.『ターちゃんとペリカン』(ドン・フリーマン作 ほるぷ出版)
長いお話を続けて静かに聞いてくれたので、今度は子どもたちにも声を出してもらおう!
3.『へんしんトンネル』(あきやまただし)
かっぱかっぱかっぱかっぱ…ぱっかぱっかぱっかぱっか
みんなで言いました!
次は、手遊びをひとつ。
♪おてぶしてぶし をみんなでやりました。
おてぶしてぶし、てぶしのなかに…
歌にあわせて、みんな手をくねくね。上手です!
私が3回やったあと、「前に出てやってみたい人、いますか?」の声に
「はい!」「はい!」たくさんの子どもが手を上げてくれました。
女の子と男の子1人ずつ、前に出てみんなの前でやってくれました。
じょうずでしたよー。
残り時間は約10分。
あと1冊、がギリギリだったのに、
たまごが関西弁でゆかいにしゃべる
『あれこれたまご』(とりやまみゆき/文 中の滋/絵 福音館書店)と
『まゆとおに』(富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店)
のどちらを選んだらいいのか迷ってしまって
子どもたちにどっちがいいか聞いてしまいました。
『たまごの本!』『おに!』『おにがいい!』『たまご!』
こうなることはわかっていながら、聞いてしまったほうが悪いのです。
結局、先生に時間が少しオーバーーすることを了解いただき
両方読みました。
おしまいは、こどもの図書館ではおなじみの「ピッピとチッチ」。
「おはなし会」の最後は必ず!と言ってもいいぐらいの指人形です。
フェルトの小鳥が指から飛んで消えてしまったように見える
プチマジック。
子どもたちも、うしろにいた先生たちも、
目を真ん丸くして驚いてくれて、
こちらは歌いながら思わずにっこり。
たくさんの笑顔で、元気をいっぱいもらった「おはなし会」でした。