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06« 2012/07 »08

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高知こどもの図書館

Author:高知こどもの図書館
認定NPO法人が運営する、日本で初めてのこどもの本専門の図書館です。

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「季刊高知」と仲間たち展

季刊高知001

ぬぬぬと図書館の階段に現われた何ともいえない表情の顔、顔、顔。

実はこれ、11日から始まった『「季刊高知」と仲間たち展』の作品なんです。

今回の企画展は、高知のタウン情報誌「季刊高知」さん主催で開催しています。(~18日午前中まで)

冊子中に連載されている作家さんの原画や、掲載された作品、

これまでのバックナンバーがずらりと並んでいます。

季刊高知 002

企画・編集長の野並さんも在中で、企画展中はこどもの図書館会場が

季刊高知編集部です。

季刊高知 003

季刊高知 005


子どもたちに人気なのがこれ!

季刊高知 004

1日10人まで、キューピーのガシャポンができます!!(無料)

他にも龍馬の模造刀やクジラの骨、お絵かきコーナーもありますので

子どもさんも楽しい企画展です。

会期が短いのでぜひお早めにどうぞ。

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6月の読書会

蒸し暑い日が続いています。梅雨明けまであと少しだといいですね。
6月の読書会、課題本は

『ウィロビー・チェースのおおかみ』
(ジョーン・エイケン作 大橋善恵訳 冨山房1975)
(こだまともこ訳 冨山房2008)
でした。
新訳、旧訳が発行されているこの本、訳が違うと受ける印象も
随分違います。参加者の感想を紹介します。


Mさん:ハッピーエンドになるんだろうなぁと思いながら安心して読んだ。
タイトルからこの内容を想像していなくて、オオカミがどう関わってくるのかなと思ったけど、
家庭教師のスライカープさんや学校の先生など悪い人を指して”オオカミ”にたとえているのかも。

Oさん:実際にオオカミが出てくるのは冒頭だけで、
オオカミ=危険な存在という象徴なのかもしれない。
大団円で終結するけど、終わりの何十ページ、お医者さんと一緒にロンドンから家に帰ってから、
あれよあれよと物語が急展開。「えー?こんなに都合よくなっていいの?」と思った。

Dさん:食べ物がたくさん出てきたので書き出した。
ジェーンおばさんが病気のとき、
お医者さんが「シャンペンとバターのつかないパンを食べさせなさい」という場面や、
寒いところから帰ってきたときに飲むパターンポセットというミルク酒、
シルビアとグリムショーさんが汽車の中で食べる食べ物もおいしそう。
サイモンのほら穴では、栗の粉のケーキ、ヒースのはちみつ酒をふるまってくれるし、
ヘロンデイルで訪れたウィルダネスさんのところでは、桜の皮からとったシロップや、
赤砂糖を入れたおかゆをごちそうになる。
お昼御飯の前に読んだのでお腹がすいた。

Nさん:新訳と旧訳の二種類があって、最初の2ページを読み比べて新しい方を選んだ。
最初に読んだ方がベースになったので、あとで旧訳を読んで違和感を感じた。
新訳は「ジェーンおばさま」、旧訳は「ジェーンおばさん」と訳がかなり違っていた。
ボニーのお父さん、お母さんが実は生きているとか、子どもがわくわくするエッセンスを詰め込んでいると思った。ガチョウの中で寝るシルビア、「羊の中で寝ると治るんだ」と思った。私も寝てみたい。

Kさん:ボニーは上流階級のお嬢様で最初は何もできないけど、学校に送り込まれて
過酷な生活をすることで、縫物や洗濯、洗い物など家の仕事が何でもできるようになっていく。
スライカープ先生やブリスケット夫人はひどい人たちだけど、その仕打ちを逆手にとって
成長していく姿は、イギリスの上流階級の人たちに投げかけるものがあるのかなと思った。


物語がテンポよくすらすらと展開するので、ちょっと物足りない大人と
子どもごころで楽しく読んだ人がいたようです。

さて、次回の読書会は

2012年7月28日(土)14:00~
『かはたれ~散在ガ池の河童猫』
(朽木祥作 山内ふじ江画 福音館書店
です。
夏休みまっ盛り、図書館に涼みに来て下さい。

寄付金をいただきました。

図書館の蔵書には、図書館で購入する資料の他に
企業・団体・個人の方から寄贈いただく書籍や
いただいた寄付金で購入する書籍があります。

この度、佐藤信次様より資料費として寄付金をいただき、
図書館の希望する本を24冊購入させていただきました。
以前からご支援いただいております佐藤様に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。


佐藤さん

みなさまのご支援のおかげで本を購入することができ、
図書館職員一同大変有り難く、嬉しく思っています。
より多くの利用者の方に読んでもらえるよう、今後ますます努力して参ります。
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