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05« 2014/06 »07

プロフィール

高知こどもの図書館

Author:高知こどもの図書館
認定NPO法人が運営する、日本で初めてのこどもの本専門の図書館です。

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清水真砂子さん講演会

開館15周年記念講演会を開催いたします。

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「半音のない社会で -いま、子どもの本を考える」

講師:清水真砂子さん

高知こどもの図書館は、日本で初めてのNPO法人が設立・運営する図書館として開館し、
15周年を迎えることができました。
応援くださる皆様をはじめ、大勢の方と本の世界の豊かさを分かち合いたいと願い、
清水真砂子さんをお招きして、記念講演会を開催いたします。

清水真砂子さんは、2004年の開館5周年記念講演会でもお招きしました。
こどもの図書館にとって、節目として大切なときにお話を聞きたい、と考えるのが
清水さんなのです。

「読み、書き、考え、語り、行動する」清水さんの生き方、
「半音のない社会」とは、どういう社会なのか、
こどもの本を中心として、清水さんと一緒に子どもを取り巻く環境、大人の役割について考えましょう。
きっと心に響く講演会になると思います。


日 時  7月5日(土) 午後2時~4時

会 場  高知県立文学館ホール

参加費  1000円   

定 員  100名 

※当日資料等の準備のため、なるべく事前にお申し込みください。
◎協力:あるふぁの会

《清水真砂子さん 紹介》    
1941年 現北朝鮮生まれ。静岡大学卒業後、高校教諭を経て青山学院女子短期大学専任教員。
2010年3月定年退職。現在、同大名誉教授。児童文学者、翻訳家。

主要著書・訳書
 『子どもの本のまなざし』  JICC出版局 1992年(日本児童文学者協会 協会賞受賞)
 『もうひとつの幸福─挫折と成長』  岩波書店 1994年
 『幸福に驚く力』    かもがわ出版 2006年
 『そして、ねずみ女房は星を見たー大人が読みたい子どもの本』  テン・ブックス 2006年
 『青春の終わった日-ひとつの自伝』  洋泉社 2008年
 『本の虫ではないのだけれど』    かもがわ出版 2010年
 翻訳『ゲド戦記』全6巻  アーシュラ・K・ル=グウィン作 岩波書店 1976年~2004年      
 翻訳『めざめれば魔女』  マーガレット・マーヒー作 岩波書店 1989年   ほか多数


【お問い合わせ・お申込み】
NPO法人高知こどもの図書館
TEL 088-820-8250 FAX088-820-8251
[Mail] kodomo@mg.pikara.ne.jp
開館時間:10時~18時  休館日:火・木曜日 (高知市永国寺町6-16)
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6月後半の行事予定など


■本の広場 企画展
21日から「世界に伝わる昔話」が始まります。

(「あとりえほん」は7月5日までお休みです)

■イベントなど

[申込みが必要です]

・6月22日(日) 13時30分~15時30分 
 見て!! わたしの新聞 その①「小さな図書だより新聞を作ろう」

 大好きな本、みんなに紹介したい本を選んで、ハガキサイズの新聞を作りましょう。
 本は自分で持ってきてもいいし、こどもの図書館で探すこともできます。
 対象:小学3年生~中学生(無料)
 持参物:色えんぴつ、はさみ、スティックのり (そのほかの必要物は図書館で準備します)
  *準備がありますので事前にお申し込みください。

[申し込みは必要ありません]

・6月25日(水) 10時30分~11時 「くすくすひろば」
 6か月頃から3歳ぐらいまでの乳幼児とお母さんたちが、
 親子のふれあい遊びやわらべ歌、絵本の読み聞かせを楽しんでいます。

・6月28日(土)14時~15時30分 「YaYaYa読書会」
 課題本『ガーンジー島の読書会』(上・下)
 メアリー・アン・シェイファー/アニー・バロウズ著 木村博江訳 イースト・プレス
 
 今回の課題本は、ニューズレター58号「ほんとあそぶプラス!」で
 「読書の喜びがもたらされる1冊です」と 紹介した本です。まさに読書会にうってつけ!
 ぜひご一緒に「読書会」を「読書会」しましょう。 

・6月29日(日) 11時~11時40分 「6月のおはなし会」
 参加者にあわせて選んだ絵本を読みます。ぜひ親子でご参加ください。


■2014年度 会員募集中~ご支援・ご協力をお願いいたします~

NPO法人高知こどもの図書館は、会員の方たちの会費や寄付金で運営を行っている小さな民間の図書館です。
たくさんの皆様のご支援、ご協力を得て開館15周年を迎えることができました。
会費による収入は 毎年、運営費の 約4割 を占める大切な資金となっています。
どうか皆様のお力添えをお願いいたします。

◇会費(年会費) 
正会員10,000円  賛助会員A 10,000円  賛助会員B 3,000円

■団体会員のご紹介
 【正会員】 年会費50,000円 
   医療法人 内田脳神経外科 
   (有)金高堂書店
   四国銀行(株)
   (株)高知銀行
   高知信用金庫
   (財)三一会
   国際ソロプチミストよさこい高知
   社会医療法人 近森会近森病院
   ブルーチップ(株)特販第3グループ
   島崎商事(株)
   土佐中学校・高等学校教職員組合
   高知学芸中学・高等学校
   ナチュラルハウス高知店

 ◎2014年度より「(有)フリージア」様が団体正会員になってくださいました。

 【賛助会員】 年会費30,000円
   一宮生コンクリート(株)
   永国寺町町内会
   グループ円
   (株)五藤光学研究所
   高知日産プリンス販売(株)
   ニッポン高度紙工業(株)
   (株)冨士書房
   スタジオ あ
   公益社団法人 高知法人会
   フクヤ建設フクヤ会
   吉永塾 
   池川木材工業有限会社 

  ◎2014年度より「アズマ耳鼻咽喉科・アレルギー科」様が団体賛助会員となってくださいました。

◆トピックス

・6月5日に2014年度の通常総会を終えました

開館以来、団体正会員を続けてくださっている「国際ソロプチミストよさこい高知」様、
昨年度より団体賛助会員となってくださった「吉永塾」様をはじめ、30名の出席で、
2013年度の事業報告や2014年度の予算案が承認されました。
参加された正会員の方が、当日のことをご自身のフェイスブックで報告してくれたり、
参加者が早速に団体正会員を増やす取り組みをしてくださったりと、
実りの多い総会となりました。


・本とともだちコンサート「親子で楽しむクラシック」盛況でした♪ (6月15日)

15年間続けてきた本とともだちコンサートでも初めての、クラシックギターの演奏会でした。
演奏は佐伯北斗さん。学生ギターコンクール高校生の部、全国第2位に入賞されたのを皮切りに、
様々なコンクールで優勝されている実力派のギター奏者です。
ジブリの映画音楽やギターの名曲の数々を演奏くださいました。
アンケートでも「ギターの音がとても心地よく、感動しました!」「ギターを習ってみたくなりました」と、
ギターの音色に魅せられた方たちの思いが綴られていました。
素晴らしい演奏をして下さった佐伯北斗さんと佐伯さんをご紹介くださり、
広報や当日の運営にご協力くださった「NPO法人こうち音の文化振興会」のみなさまに
心よりお礼申し上げます。

・エースワン、エーマックスのレシートを集めています。

「スマイルレシートサービス」として、54,000円分のレシートで500円の換金となります。
 ぜひ図書館までお持ちください。
(2014年度4月以降のバーコードがついたレシートが対象です)

連絡をお願いいたします。

NPO法人高知こどもの図書館
780-0844 高知市永国寺町6-16
TEL088-820-8250 FAX088-820-8251
休館日:火・木曜日
E-mail:kodomo@mg.pikara.ne.jp

世界のバリアフリー絵本展NEWS

世界のバリアフリー絵本展NEWS

 これまでにも4回開催し、今年も開館15周年記念事業として9月13日から28日まで開催予定の「世界のバリアフリー絵本展」その実行委員長をずっと務めていらっしゃる撹上久子さんからうれしいニュースが届きました。

 
6月2日 明治記念館で第61回産経児童出版文化賞(産経新聞社主催、フジテレビジョン、ニッポン放送後援、JR7社協賛)の贈賞式が行われました。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140603/art14060309260005-n1.htm

★ 大賞は 見える子と見えない子が一緒に楽しめる『さわるめいろ』(小学館)。

こうした図書が大賞を受賞したこと、日本の出版界の歴史に残る快挙です。

産経新聞社の熊坂隆光社長のあいさつ「点字付き絵本の普及という志を共にする出版各分野の方々が、タッグを組んで取り組まれた成果に心より敬意を表します。

児童書出版社の名編集者たちが個々の益や葛藤を超えて、まさに「タッグを組んで」辛抱強く活動を積み上げてきた<点字つき絵本の出版と普及を考える会>

この会の10周年を記念して、昨年偕成社 ・こぐま社・小学館・福音館書店が、点字つきさわる絵本を4冊を刊行しました。この絵本はその1冊です。
http://www.bf-ehon.net/archives/630

http://www.bf-ehon.net/archives/792

<点字つき絵本の出版と普及を考える会>の誕生は、実はバリアフリー絵本展と無関係ではありませんでした。2002年3月末JBBY主催の国際子どもの本の日のイベントで、岩田美津子さんとJBBYは「バリアフリー絵本の部屋」の企画で、日本で初めて国内のバリアフリー図書を集めた展示会を実施しました。

この<点字つき絵本の出版と普及を考える会>の構想は、この準備の中で、岩田さんとこぐま社の関谷さん(『チョキチョキチョッキン』の編集者)たちとの思いが重なって生まれたと私は当時の記憶をたどるとそんなふうに思い出します。

イベントの翌日、2002年4月1日、小学館の会議室でこの会は産声を上げました。それから12年。小学館は年2回の会議開催に会場提供を欠かさず続けてくださいました。こぐま社の佐藤社長さんはいつも温かい眼差しをこの会と岩田さんのがんばりに注いでくださってきました。

この会が作ってきた図書は、大阪のてんやく絵本ふれあい文庫 岩田美津子さんの強い願い「見えないお母さんが見えるお母さんと同じように、見える子に絵本を読んであげたい。点字付きの絵本が普通の本屋さんで買えるようになってほしい」この願いを一つの実現の方向にしてきました。

こうした図書の歩みは日本だけが成し得てきたことだと思います。

この大賞を取られた図書『さわるめいろ』は、さらに子どもたちに共に生きる空間と時間を提供できる力があります。作者の村山さんの素敵なセンスが生み出したものでしょう。


ジャバラ折での製本や印刷面での技術協力のユニバーサルデザイン絵本センターのみなさん、点字つき絵本の店頭販売で、普通の書店で買えるようにという岩田さんの願いを実現してきたジュンク堂の市川さんや教文館の皆さんのお力
みんなで万歳です!

それでも、まだまだ、点字つきさわる絵本の分野だけでも、あゆみをとめることなく、進んでいっていただきたい課題がたくさんあります。見えない子どもたち自身が読む本としては、課題は大きいものがあります。

がんばれ!<点字つき絵本の出版と普及を考える会>

★また第61回産経児童出版文化賞では、更にみなさんに喜んでいただきたい受賞がありました。

翻訳作品賞『わたしのすてきなたびする目』 ジェニー・スー・コステキ=ショー作、美馬しょうこ訳(偕成社)

これは世界のバリアフリー絵本展2009の展示本からの翻訳です。

http://www.bf-ehon.net/archives/731

世界のバリアフリー絵本展のカタログの翻訳や未訳本試訳でもご協力いただいている美馬しょうこさんの受賞は、本当に嬉しいことでした。

おめでとう!美馬さん!贈賞式での美馬さん、とても素敵でした。

世界のバリアフリー絵本展  撹上久子
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