いよいよ12月、高知も冬らしくなってきました。
11月の読書会は『真夜中の動物園』を課題本に、
悲しく不思議な物語について話し合いました。
参加者の方の感想を紹介します。
Sさん:そんなに厚くないので、すぐ読めるかなと思って読み始めたけど、
さらっと読んではいけない本だと思った。
動物園に着いたとき、アンドレイとトマスは戦闘機ごっこをする。
自分たちだけで生き抜いていかないといけない
過酷な状況でも、遊びの要素が出てくるのは、子どもらしさだと思う。
Mさん:最近ハッピーエンドで終わる物語を読むことが
多かったので、この作品は読んだ後にもやもや感が残った。
アンドレイたちのこれからを考えると大変だと思う。
Oさん:夢かうつつかまぼろしか。
チェコスロバキアを舞台とした物語。こんな作品を
描ける外国は素敵だなと思った。
Kさん:アンドレイとトマスの家族の身に起こったことは
とても残酷だけど、物語の序盤と終盤の描写は繊細で比喩が美しい。
モノクロの世界観で、映画のように感じた。
読んだあとに深く考えさせられる作品ですが、
ラストの結末は人によって捉え方が違うと思います。
みなさんもぜひ読んでみてください。
12月の読書会は『風が強く吹いている』(三浦しをん著 新潮文庫)です。
12月23日(日)14:00~
12月は例年クリスマスの本を読むことが多かったのですが、今年は”駅伝”の青春物語!!
これを読んでお正月の箱根駅伝を見ると、面白さ10倍かも!?
どうぞご参加ください。
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